急性腰痛(ギックリ腰)が生じた場合、多くの場合痛くて動けません。
時間がたつにつれて動ける場合、誰かが肩を貸してくれないと立つことすらできない場合、動けるけどロボット歩き状態の場合、いろいろです。

痛みも少しずつ治まっていき、多くの場合は徐々に、動けるようになってきます。
しかし、この時期は当然積極的な運動はできません。そんな時期に有効な方法があります。
それは、腹式呼吸(横隔膜を上下に動かして行う呼吸方法)です 。

腹式呼吸をすると

1)副交感神経が活性化。リラックス神経が働き、力を抜きやすく、筋肉の緊張が低下

2)横隔膜が動くことで腹圧が高まる→体幹の安定化

3)肋骨が動く事で体の柔軟性改善→腰への負担が軽減

4)横隔膜を上下に動かす事で、横隔膜の上下に位置する内臓にも好影響

リラックスが出来て、肋骨の動きが良くなり、コアマッスルが活性化される。その結果、腰部への負担が軽減!

腰痛が続き、積極的な運動が出来ない状態の時期には、この【腹式呼吸】がおススメです。
しかし、【腹式呼吸】のみの治療では不十分のため、【腹式呼吸】はセルフエクササイズと思って下さい。

腹式呼吸:呼吸方法≫

①上向きで寝る。左右のひざを曲げます。

②左右の手をそれぞれ胸の上、お腹の上に置きます。
(お腹の上に置いた手で膨らみを確認します)

③鼻から大きくゆっくり息を吸い込みます。その時にお腹を膨らませる。

④吸いきったら、口をすぼめ、ゆっくり息を吐いていきます。
吸うときよりも、息を吐くときを長くします。息を吐くときはお腹が最後までぺったんこになるように、お腹を使い息を吐ききります。

④吐ききったら、また鼻から大きく息を吸い込みます。

これを、約10回程度繰り返します。

可能な範囲でゆっくりと吐ききる事が大切です。
しかし、無理は禁止です。