肩を激しくぶつけたり、転んで手をついた時などに起こります。
症状が重い場合は、肩関節の先にある上腕骨が骨折してしまう場合もあります。

肩関節は最も外れやすい関節の一つで、肩関節は様々なスポーツで発生し、腕がだらーんと下がってしまい、動かせなくなります。
また、肩関節は骨よりも靭帯や腱により脱臼しないように支えられているのでその部分が損傷を起こしてしまうと簡単に脱臼する場合があります。

反復性肩関節脱臼の主な症状

肩が抜けそうな感じがあり、腕をあげるのがこわくなる、脱臼したときに強い痛みが起こり、場合により音がする時がある、肩の形状に左右差ができる、痛みが強くなり腕を上げられなくなる等の症状があります。

反復性肩関節脱臼の方の病態は、関節窩という上腕骨の受け皿につく靭帯がはがれてしまうバンカート損傷というものが怒ってしまいます。
正常な肩は、靭帯が緊張してしまい肩が受け皿から脱臼しないように働いていますが、バンカート損傷が生じてしまうと靭帯は緊張しないようになります。

肩関節脱臼の治療方法

脱臼の整復
整復を早急に行わないと、整復が困難になりやすくなり、そのままにすると神経麻痺を起こしてしまう場合があります。

運動療法
肩甲骨周囲筋や腱板の筋力アップ、かつ体幹のトレーニングを行います。

投薬
脱臼により生じた炎症を抑えます。

手術療法
反復性肩関節脱臼は根治を目指すなら手術をするのが一番良いといわれています。
しかし、手術は個々人の事情により受けることが難しい方も多くいます。
その場合は脱臼予防装具をする、テーピングや腱板訓練などで脱臼せずに運動ができる可能性はあります。
ただ、脱臼は腕がある角度で起こりますので、脱臼する確率は低いとは言えません。

反復性肩関節脱臼

繰り返し脱臼を起こし、クセになってしまった肩関節脱臼のことをいいます。
症状・機転は初回の肩関節脱臼と同じです。
また、若年層では一度起こるとクセになりやすく、最近、何度も繰り返される脱臼も、痛みを低減すると言われている内視鏡下の手術で治せます。